和空間「黄鶴」サロンコンサート無事終了致しました。ありがとうございました。自宅でのコンサートでしたので50名限定とさせて頂きましたが早々とその人数を超えましたので9月20日にて締切りとしました。その後のお申し込みの方々には悪しからずご了承頂きました。
私はコンサートの10日程前から高熱が出て今回は無理かしら?とその一言を聞いた友人に「死ぬ気で弾きなさいよ!」と叱咤激励されました。
又前日に栗林さんの顔と彼の音楽を聴いて勇気づけられました。 彼とは私の一枚目のCDに「物は尽くし」の収録をお願いして以来数回共演して頂きました。今回10数年ぶりの合奏で本当に音楽に対する共有感を心から感じ取りました。そして「十七弦音のバリエーション」で箏の音色のごとく十七弦を弾いているその音色にお客様も感動しておりました。彼の小道具は沢山あり、スティックに糸をまいてバイオリンの弓のような物、琴の糸締めに使う締め棒、下敷きを丸くカットしたような物、竹にバネをさし込んで除夜の鐘に聞こえる音等々、色々紹介し、その小道具を自由に操って演奏致しました。彼の音の世界が皆様と分かち合えた事本当にうれしく思います。又、尺八の谷さんも翌日の演奏会を控えていましたが快く「春の海」の解説と自己紹介を素朴なトークで語らい、誠実な人柄がにじみ出た演奏で場もなごみました。とても楽しいコンサートでした。
終了後は皆様とお茶やサンドイッチ等で談笑しながらほっと一息です。殆んどの方が広島、名古屋、東京、大阪等遠方の方々で我が家和空間 「黄鶴」にお呼びするには小空間でしたので大変申し訳なく又ありがたく感じました。門下生も靴係、案内係、着付け係、照明係、写真係等で頑張ってくれました。皆様のお陰を持ちまして無事終了出来ました事心より御礼申し上げます。
又、次回の企画が決まり次第お知らせ致しますのでよろしくお願い致します。
馬場尋子 ‘12.11.14
〈ひとこと〉
和空間「黄鶴」の名称は日本画家であった私の父、大矢黄鶴の雅号を取って名付けました。舞台の壁画は枕屏風を拡大した写真壁画です。又部屋には父の遺作品画を展示しています。
父は私が高校1年の時脳溢血で亡くなりました。55歳でした。7人兄弟の末っ子でしたので父にはとても可愛がってもらいました。この部屋におりますと子煩悩であった父のその懐かしくも遠い記憶が蘇ります。
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